訃報を聞いて、心のどこかに穴があいたようでした。
伝説の久保講堂ライブLP「ラプソディー」を聞きたくなったのに、つい最近古いステレオを
全部取り払ってしまったために、聞く手段がなくなってしまい、ますますさみしくなって
しまいました。
熱心なファンではなかったけれど、ある時期の自分の中に確実な位置をしめ、その頃の風景と
ともに蘇ってくる清志郎さんの音楽。
時代が変わって、人は変わっても、自らは変わることなく回りにおもねることなく、
自分の立ち位置にいた人。こんな人は、なかなかいません。
彼の行動は、物議をかもしたこともありましたが、それはすべて彼の率直な思いから
出てきたことだったと思います。そんな率直な思いからできた名曲はたくさんありますが、
彼の原点はここにあったと、今さらながらに思います。
宝くじは買わない
だって僕は
恋をしてるんだから
何もいらない
宝くじは買わない
だって僕は
お金で買えないものをもらったんだ
私も彼のように、自分を偽らずに生きていきたいと思います。
ご冥福をお祈りします。