否決されたことに影響されているという話を聞きました。あらためて、アジアの世界的影響力を
考えさせられました。
そこで思い出したのが、香港で買ってきたフカヒレスープのレトルトパック。ギャレリアでお土産用に
売っているもので結構なお値段のものでしたが、試しに買ってみたのが残っていることを思い出し、
食べてみることにしました。
乾物屋さんなどで見ると、日本産のものがよりお高くなっています。お手頃値段のフカヒレは、
また、フカヒレは下記のような種類に分かれ、値段が変わります。
- 散翅 - 最初からバラバラにほぐれたヒレ。もっとも安価なもの。
- 魚翅 - ふかひれの総称。または手のひら程度の小ぶりの物や、一本一本バラバラにほぐした安価なヒレを指すこともある。基本的にスープとして提供される。主に胸びれが使われる。排翅と比べると値段は安い。
- 排翅- 扇のような形状を保った丸ごとの大ぶりなヒレ。基本的に姿煮として提供される。主に背びれと尾びれが使われる。大きさ・形・厚さで値段が大きく変わる。
スープが足りないので、クノールの金華ハムブイヨンを使用。芥蘭の代わりに菜の花を添えました。
パッケージのような、大きなフカヒレは決して入っておりません。でも、味はそれなりにおいしかったですよ。
で、おいしくいただいてしまってから、こんなことを言うのは何ですが、「オーシャンズ」という
映画の後半最後のほうに、サメがヒレだけ切り取られて海に沈んでいく悲しい映像が映されます。
映画内で、人間が動物を傷つける映像は全て加工されたものという説明がつきますが、これって
結局はドキュメンタリーじゃない、ということですよね。たしかにこういうことがあったという話から
こういう映像を作ったのだとは思いますが、フカヒレ漁に関するすべての事実をはっきりさせた
わけでもなく、このような映像を取り上げたということには、違和感を感じざるをえませんでした。
もちろん、クジラにしてもサメにしても、乱獲は規制すべきだし、資源保護は必要だと思います。
でも、エキセントリックに取り上げられてしまうのも、そのエキセントリックさが映像によって
理論や正当性にすりかわってしまうのも、どうかと思います。