こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

プラナガンの世界1 Hotel Puri

マレー半島一帯に、プラナガンと呼ばれる人々がいます。15世紀頃からビジネスのため
中国からやってきた人達が、現地の女性と結婚し定住。中国とマレー、そしてその後やってきた
西洋の文化をも取り込んで、華麗で洗練された文化をはぐくんだ人達です。
 
そんな人達の文化に魅かれ、マレーシアでは最も古い歴史を持つマラッカと、その後に栄えた
シンガポールを訪ねることが今回の旅の目的のひとつでした。
 
イメージ 1マラッカで億万長者通りと呼ばれる、タン・チェン・ロック St.。 以前ははヒーレン St.
と呼ばれていました。
 
かつて、マラッカを支配したオランダ人が
建てたショップハウスに、その後
ビジネスに成功した裕福なプラナガンが
居を構えること人なりました。
 
今でも個性的で優雅なたたずまいの
建物が多く残されています。ホテルや
ショップに改装されているところもあり、
今でも人がお住まいになっているところ
もあり、無人になっているところもあり。
 
プラナガンのお屋敷のの雰囲気を味わう
には、ババ・ニョニャ・ヘリテージ
博物館を見学したり、アンティー
ショップやレストランに行くと
よいでしょう。
 
また、かつてのプラナガンのお屋敷を
そのままホテルにしているところも
あります。
 
 
 
そこで、今回の旅ではぜひ、ブラナガンのお屋敷を体験してみたいと思い、Hotel Puriを選んでみました。
 
 
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日本のガイドブックにも必ず紹介され
テレビの取材もあった有名なホテル
ですが、多くのショップハウスと同じ
様に、間口が狭く中の様子は
分かりません。
 
一歩中に入ると、美しいタイルに
シャンデリア、アンティークの家具の
おかれた静かな玄関。
 
吹き抜けの奥のフロントには、
プラナガン女性の正装、
サロン・クバヤ(刺繍をほどこした
ブラウスと、バティックのスカート)
を身にまとった上品な女性が
チェックインをしてくれます。
 
フロントの奥には、中庭や中国
陶器や家具が置かれた部屋、さらに
カフェ・レストランなどもあり
かなり奥行きが深いことがわかります。
これは、オランダ時代に間口の広さ
ごとに課税されたことの名残ですが
ちょっと、京都の町屋のようでも
あります。
 
 
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宿泊したツインのスタンダードルームは、バスタブなしのいたってシンプルなお部屋でしたが、
スィートのインテリアは、趣ありそうです。
 
朝食ビュッフェは、こんなテラスで。
 
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