こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

中国冰室

茶餐廳は、日本で言うと大衆食堂であったり、ファミレスでもあったりするようなイメージですが
それより小規模の冰室は、日本で言うとどういうカテゴリーの場所になるんでしょうかね。
今はあまり見られなくなりつつある大衆食堂+地元の人が通う喫茶店、的な感じかな?
 
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ここ、旺角の中国冰室は1963年創業の老舗冰室。メジャーな茶餐廳に比べたら、こじんまりとしていて
香港人にとっては昔懐かしい雰囲気たっぷりのお店といえるでしょう。
 
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このお店、2フロアになってて、2階からこんな風に下のレジやらショーケースを見下ろすことができます。
 
古ぼけたレジカウンター。時代ものの扇風機。換気扇と壁の間には何気に隙間など開いたりしていて、ちょっとくたびれた雰囲気を感じます。
 
大手の茶餐廳のせわしない感じや、“これでもかっ”というたくさんのメニューはなくて、のんびりしていて商売っ気も少ない感じ。
 
でも、その古ぼけた感じとか、壁のタイルとか、直角の背もたれ椅子(卡位というらしい)とか見てると、ぐっとくるものがあるんですよね~。なんだかとっても絵になるんです。
 
そんな雰囲気だからこそ、「つきせぬ想い」とか、ジョニー・トーの「PTU」とか、映画にもよく登場するんですね。
 
 
 
 
 
 
この、タイルのバランス、プラスチックの調味料入れ。不思議な落ち着きに包まれてしまいます。
 
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隣のお席には、日本人のアラサーぐらいのカップルと思われる二人が。彼がジョニー・トー監督のフアンで、
彼女を無理やり連れてきたのかななんて、想像してみたりして。
 
後ろの席には、香港警察機動隊とはいえないものの、おそろいの作業服を着たおじさんたちが陣取りました。
サイモン・ヤムやラム・シュみたいなおじさんがいるんじゃないかと、ちょっとわくわくしてみたりして。
 
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セットメニューはこんな感じ。
 
飛碟(fei dip)っていうのは、ホットサンドのことなんですね。
 
小食餐のメニューも気になります。薯條は、ポテトフライですよね。手羽先とかソーセージとか、春巻きとかポークソテーにポテトフライがついてるんだ~。プラス飲み物で、小腹がすいたときに良さそうです。
 
私が行ったのは、午前中9時ごろだったと思いますが、西多士(港式フレンチトースト)をたのんだら、無愛想なおばちゃんにこの時間はないといわれて、結局普通の早餐にいたしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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旺角廣東道1077號A舗