こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

試写会行ってきました

「ブーリン家の姉妹」 The Other Boleyn Girl

イギリスの歴史の話でもあり、人間の欲望の話でもあり、孤独の話でもあり、 家族の話でもあり、愛の話でもある、いろんな見方をすることができると 思います。人により見方はありますが、私的には、相手に対するアプローチの 仕方で、相手から受けるものがこ…

「しあわせのかおり」

9/2完成披露試写会に行ってきました。日本映画ですが、素晴らしい中華料理を堪能できる映画です。 金沢の小さな港町にある小さな中華料理店「小上海飯店」。店主王慶国(藤竜也)は この小さな店で評判のお料理を作り続けてきましたが、ある日病に倒れ店が続…

「おくりびと」

火葬場で働く男が、“死とは門だ”といいます。だれもが同じように通らなければ ならないのです。そして、新たな世界へと場所を移す。その門をくぐって別の世界に 行くときにお手伝いをするのがこの映画の主人公である納棺師の仕事です。 生前様々なことがあっ…

「イントゥ・ザ・ワイルド」 Into The Wild

頭でっかちの混乱した行かれる若者が、自由を求めて旅に出る話だという認識で 見に行ってきました。さすがに、最近はこのようなお話は青臭さが鼻についてしまう ことが多いものです。 この映画、確かにそんな話でした。でも、それだけではない、何かがあるの…

「カンフー・ダンク」 Kung Fu Dunk 功夫灌籃

試写会行ってきたんですが、残念ながら日本語吹き替え版でした。 最近吹き替え版が増えてきたような気がします。「ミラクル7号」も 吹き替え上映が多くて、でも子供向け映画だからしかたないかと 思ったんだけど、これもとは。 どうやら、最近レンタルでも日…

「ドラゴン・キングダム」 The Forbidden Kingdom

今年は、北京オリンピックということで、なんだかカンフー映画ばやり。でも ジャッキー・チェンとジェット・リーの夢の共演を実現したのが、ハリウッド映画って いうのもなんですが、とにかく“考えるな、感じるんだ”で見てみましょう。やっぱり 二人とも素晴…

「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」

またまた、夏の子供映画です。でも、妖怪大好き。楽しんできました。 ゲゲゲの鬼太郎に限らず、妖怪物って何かしら人間への警鐘があります。 同じ地球に住む生き物(?)が、人間の社会を外から見てどう考えているか。 妖怪なら言葉や妖力をもって(?)表現…

「カンフーパンダ」 Kung Fu Panda

ドリーム・ワークスが中国を主題に作ったアニメ。中国四川省ではある芸術家が 内容不適切とかで上映禁止を求めたといいますが、結局上映再開。確かに面白おかしい コメディー作品ではありますが、“中国の国宝を盗んでいる”とか“冒涜している” というような内…

「ミラクル7号」 長江7號

お待たせの、3年ぶりチャウ・シンチーの新作です。 でも、今回のチャウ・シンチーは、面白いことはしません。彼自身の毒はなりをひそめ、 子供のために肉体労働する親父です。面白いのは、息子のディッキーと学校の子どもたち。 そして、宇宙人の7号ことナナ…

「隠し砦の三悪人」 The Last Princess

オリジナルの黒澤作品を見ていないので比較はできませんが、「Star Wars」の ヒントとなった作品だけあって、冒険有り、アクション有り、スピード感も たっぷりの超娯楽大作だと思います。難しいこと考えずに、自分の思い入れだけに 頼りながら映画に入り込…

「ヴィーナス」 Venus

5月8日DVD発売の映画の試写会に行って来ました。老いと生について考えさせられる映画でした。 モーリス(ピーター・オトゥール)は、かつては2枚目俳優として成功し、数々の 女性と浮き名を流してきたが、すでに70歳を超え、今や死体役やら脇役を演じる日々…

「王妃の紋章」 満城盡帯黄金甲

中国の第五世代といわれる監督たちも、田壮壮監督を除けば、大作志向となっていますね。チャン・イーモウ監督も、例外ではありませんが、最近は豪華娯楽大作と地味目の人情物を交互に取ってる感じです。今回は超が三つぐらい付く豪華版。娯楽路線の「HERO」…

「エリザベス:ゴールデン・エイジ」 The Golden Age

こういった歴史大作に続編があるのも珍しいですが、前作から9年も経ってからというのも珍しいでしょう。不遇な庶子から国を動かす女王になるまでの成長には、9年の月日も必要だったのかもしれません。 ヨーロッパ諸国から孤立し、内政的にも問題を抱えたイギ…

「歓喜の歌」

立川志の輔の新作落語を映画化したという、異色の作品です。 地方の文化会館。あまりやる気のなさそうな職員たちが 運営しています。ある日、大晦日にダブル・ブッキングしている ことが発覚します。どちらも、地域のママさんコーラスチーム。 初めはやる気…

「PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン」 The US vs. John Lennon

ジョン・レノンやビートルズに関するドキュメンタリーの中で、反戦運動や アメリカ政府との対立などをこれほどはっきりと描いた映画はなかったかもしれません。 試写会の開場の半分以上を占めたのは、50代位の方々。私自身はビートルズには 遅れた世代で、気…

「君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956」

“愛、自由”という原題の通り、直球勝負のズシンとくる映画です。 ソ連寄りの独裁的な共産政権下のハンガリー。水球のオリンピック代表選手カルチは 民主運動に身を捧げる女子学生ヴィキに出会います。それまでは水球と家族のため 政治的なことには距離を置い…

「ボーン・アルティメイタム」 The Bourne Ultimatum

“ボーン”シリーズ、三作目。これで終わるのかはなんともいえませんが、とりあえず ジェイソン・ボーンの記憶が戻り、陰謀の内幕が暴かれます。でも、陰謀の内容よりは 暗殺者として鍛え上げられた肉体と頭脳を駆使して、追いかけるCIAや暗殺者たちを かわし…

「エクスマキナ」 Applesead Saga Exmachina

<大戦後の近未来の地球。人間とサイボーグ、人間の遺伝子から作られたバイオロイドが共存している。中立都市オリュンポスの特殊部隊隊員デュナンとプリアレオスは、対戦をくぐり抜けた公私共に息の合ったパートナー。デュナンをかばってプリアレオスが重症を…

「キングダム 見えざる敵」 The Kingdom

テロがらみの映画を見ると、アメリカの厳しい現実を感じてしまいます。 ぬるま湯につかった日本人には、決して作れない映画といえるでしょう。 だけど、ハンドカメラのぶれの多い映像をみると、リアリスティックではありますが、 会社帰りのつかれた眼には、…

「ミス・ポター」 Miss Potter

英国ビクトリア朝あたりを時代背景にした物語は、複雑な社会構造にうんざりはするものの その微妙ななかで人間の奥深き欲望や情念がよく現れて、ついつい引き込まれてしまいます。 イライラするけど、どきっとする、成熟した面白さっていうのがあるのかなあ…

「ファンタスティック④ 銀河の危機」 Fantastic Four : Rise of the Silver Surfer

子供の頃、任天堂提供でやってたアメリカのアニメ番組がありました。「シャザーン」とか 「マイティ・ハーキュリー」とか「幽霊城のドボチョン一家」とか、「チキチキマシン猛レース」とか。 結構好きで、毎日みてました。「ファンタスティック・フォー」も…

「TAXi④」

またまた、今日も試写会へ。「TAXi」シリーズも4作目になりました。 ヨーロッパ各国から指名手配されていた凶悪犯をコンゴに引き渡す途中、 (お間抜けな)マルセイユの警察から脱走。ドジな刑事エミリアンは 相棒のタクシードライバー、ダニエルと共に犯人…

「ミリキタニの猫」 The Cats of Mirikitani

ミリキタニさんの人生も、リンダ・ハッテンドーフ監督がミリキタニさんに出会ったのも、 彼らの人生も、起こった事件も、この映画ができたのも、すべて必然と思われるような 映画でした。 2001年冬、監督であるリンダ・ハッテンドーフは、家の近所でミリキタ…

「トランスフォーマー」 Transformers

今週末公開の映画です。 CGたっぷりのSF作品で、てっきり「スターシップ・トルーパーズ」の虫どもみたいな とんでもなく凶暴な生物に人間が殺戮されまくる話なのかと思ったら、ちょっと違いました。 なんだか日本の戦隊ロボットものか、ロボットアニメみたい…

「オーシャンズ13」 Oceans Thirteen

私、この手の映画、オシャレでテンポが良くて見ているときは面白いんだけど、結局 あまり頭に残らないのです。で、1も2もすっかり話を忘れて見に行って来ました。 案の定テンポよく話は進み、トリックをじっくり頭に入れるまもなく結末へ。 “サーティーン…

「プロバンスの贈りもの」 A Good Year

リドリー・スコット監督も、こんな軽くオシャレな映画をとるのてって思ったら、 原作者のピーター・メールとは、30年来の友人なんだとか。 映画の中では、イギリス人から見たフランス、フランス人から見たイギリスを、 面白おかしくながらもいとおしく描いて…

「レミーのおいしいレストラン」

土曜の午前中、ピクサーアニメの試写会ということもあって、子供たちの姿も ちらほら。場内から子供の笑い声が聞こえてくる、かわいらしくも珍しい試写会でした。 子供向けとはいえ、子供向けの映画が結構大好きな私。一緒に笑ってきました。 料理の天才ねず…

「傷だらけの男たち」 傷城

「インファナル・アフェア」以来久々、アンドリュー・ラウ&アラン・マックの 本領発揮作品、見てきました。 3年前に恋人を自殺で亡くし、警察を止め私立探偵となるが酒びたりのポン(金城武)。ポンの かつての上司ヘイ(トニー・レオン)は、富豪チャウの…

「ボルベール<帰郷>」 Volver

アルモドバル監督は、法律や理屈では裁ききれないような愛憎を描きますが、今回の映画は今までよりは“腑に落ちる”映画かもしれません。同じ運命をたどる母娘なんて因果応報的な気もしますが、カソリックの信心深く迷信がまかり通るスペインの田舎町、女たち…

「シュレック3」 Shrek 3

「シュレック」のシリーズは、大好きです。おとぎ話のパロディが、なかなかひねって おもしろいし、主役級から細かなキャラまで、よくできていると思います。 それから、美男美女が幸せになってめでたしめでたし、でないところがイイ。普通だったら シュレッ…